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始めに 包茎 サイズ 早漏と遅漏   Top page
 

多くの男性が一度は悩む包茎 。包茎とはいわゆる「皮かぶり」のことです。
抱いているイメージとして、亀頭が常に露出している状態(露茎と言います)が健全であり、それ以外の状態が健全でないというのがありますが、実際はそうではありません。

包茎の一般常識とは異なりますが、問題になる状態は後述する真性包茎だけであり、露茎にこだわる必要はないと私は考えています。
日本人の大抵の男性(5割以上とも?)は仮性包茎であると言われており、それによって大きな問題、あるいは障害があるとは聞いた事はありません。実際、外国では仮性包茎そのものの考え方がない地域もあります。

仮性包茎
仮性包茎とは、通常時、亀頭部が皮(包皮といいます)で覆われている状態 であり、亀頭を覆っている包皮を根元に捲り上げると、亀頭全体が露出できる包茎を仮性包茎と言います。簡単に言えば、勃起した状態や手で包皮を剥くことが出来る状態を指します。

一般的に仮性包茎は不潔で女性に嫌われるとされています(雑誌等によく書かれています)が、実際はセックスを普通に行えますし、包皮が剥けるので入浴時に清潔にすることが可能です。どちらかと言えば、男性本人が気にし過ぎであると言えます。また、寒冷時などには 包皮に覆われています。
普段は包皮がかぶっている状態なので、中の恥垢を綺麗に洗い流す習慣が必要です。匂いの原因にもなりますので清潔に保ちましょう。

真性包茎
さて、問題としている真性包茎ですが、包皮の口が狭く、亀頭を露出できない状態のことをいいます。
「勃起、非勃起に関わらず、手で包皮をむいても冠状溝(カリ)まで亀頭部を露出できない状態」ということです。

状態として、「包皮口が狭い」場合と「亀頭部と包皮内板が癒着」の場合、若しくはその両方を兼ね備えた場合が考えられます。 勃起の際に包皮に亀頭が絞めつけられたり、程度によっては排尿時に包皮が膨らんだり、包皮の中の恥垢が洗い流されない為に不潔になって、細菌に感染したりして病気の原因になったり、
陰茎ガンの原因にもなったりすることがあるといわれています。

また、セックスの際に痛みを生じるため病気として認められています。その治療には健康保険の適用をうけることができ、一般の泌尿器科では安く包茎手術を受けることができます。 ただし、美容整形(クリニック)では保険が適用されないケースが多く、手術代は10〜15万程度掛かります。これはクリニックが自由診療(営利目的)のためといわれていますが、包茎手術の経験が多いクリニックは説明が良く、術後も良好と評判が良いため利用者が多いのも事実です。表面的な金額に惑わされず、中身をしっかり見ましょう。
また、今は自分で治せる矯正器具も発売されていますので、手術に踏み切れない方は、こういった器具を使用するのも良いでしょう。

嵌頓(かんとん)包茎
嵌頓( カントン)包茎とは、真性包茎の1種ですが、深刻な問題なので別に取り上げます。
真性包茎の人よりは包皮口が開いているので、多少は亀頭を見ることができますが、包皮口の径が亀頭部分よりも狭いので、無理に広げようとすると痛みを感じます。
ところが、何かの拍子に皮が翻って亀頭が飛び出してしまうことがあります。こうなると、冠状溝あたりで引っ掛かった包皮は元にも戻らず、輪ゴムできつく巻いたように陰茎の首を締め付けてしまいます。
そのままの状態で放っておくと、血が通わなくなって壊死を起こしてしまう結果に陥ります。大事に至る前に、すぐに泌尿器科を受診して下さい。

包皮輪狭窄の強い方に発生しうる症状で、特に朝立ちの時に発生しやすいので寝る前は、なるべく剥いたまま寝ないほうがよいでしょう。