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始めに 包茎 サイズ 早漏と遅漏   Top page
 

男性が気になる3つ目の問題、早漏。
女性を満足させたいが、先に果ててしまう…といった悩みは男性にとって辛いものです。
遅漏の方は自分が射精できなくて困っているようですが…。 早漏と遅漏はともに「射精機能障害」といいます。

ここでは、早漏と遅漏について勉強しましょう。

早漏とは読んで字のごとく“早く射精”することです。
男性が射精に至るまでの時間が短いことなのですが、その定義は曖昧です。
性医学者の間では挿入後、1分〜2分以内に射精するすることと言われているようです。
他には、挿入時のピストン運動が10回以内というのもあります。

アメリカのマスターズ&ジョンソンは、女性のオーガズム前に男性が射精してしまう確率が50%以上が早漏という見解を示していますし、 射精のコントロールをできないことを早漏といったりしています。

しかし、実際のセックスでは女性がオーガズムに達する前に射精してしまうことを早漏としているようですが…。
 女性によって、オーガズムに至るまでの時間が違う為、正確に定義できないからでしょうかね。逆に言えば、女性がオーガズムに達していれば、挿入後何分で射精しようが関係ないということになります。
 しかし、男性は長く“持つ”ことに憧れていることも事実です。
では、早漏の原因とは何なのでしょうか?

早漏の原因には、大別して心理的要因、肉体的要因の二つが考えられています。
肉体的要因としては、刺激に敏感であることや泌尿器系や神経系の疾患が考えられます。 疾患に関しては専門医に相談してください。
刺激に対して不慣れなための早漏としては、以下の二つが考えられます。

A.仮性早漏
セックスやセックス時の刺激に慣れていない為、極度に興奮して射精するケース。
経験した方も多いと思いますが、初体験の時は射精に至るまでの時間が予想よりも早かったのではないでしょうか。これは、刺激に慣れていない為に起こる早漏で、経験を重ねれば治ります。

コンドームの2枚重ねという方法が聞かれますが、コンドームの正しい使用法でありませんので破れたりして、避妊を失敗する可能性があります。また、セックス前にあらかじめ射精しておく方法もあります。ただ、回復力に自身のある方にしかお薦めできませんが…。

B.過敏性早漏
マスターベーションの経験が極端に少ないか、仮性包茎のために刺激に耐えられずに射精してしまうケース。
一般に早漏に悩んでいる人の多くはこのケースではないでしょうか。
刺激に弱いのが原因なので、まずは刺激に慣れることから始めてください。

普段から包皮を剥いて亀頭を露出しておくようにすれば、刺激にも慣れるし包茎も克服できて一石二鳥です

射精をコントロールすることは容易ではありませんが、セックスのときには、「射精しそうになったら畳の目を数えろ」と言われるように、できるだけ注意をセックス以外のことに集中させることです。万が一、予想より早く射精してしまっても慌てないこと。女性を愛撫してあげながら、再度勃起するのを待ちましょう。そういう心理的余裕も必要です。

同じように、男性が興奮するメカニズムを理解して注意をそらすことも一つです。
男性は視覚や聴覚によって大きな興奮を得ますので、目を閉じて興奮を少しでも抑える方法です。

早漏のもう一つの原因である心理的要因は、はっきりしないというのが現状です。
女性がオーガズムを得られない原因に心理的要素があるように、男性にも様々な心理的要素が考えられます。
セックスに対する不安、ペニスの大きさ、テクニックに関する不安、過去の経験など様々な要因があり、一概には何とも言えません。 性医学の発展待ちといったところです。

早漏の原因は多々ありますが、今まで行われている主な治療法は、

 @不安の排除
 A性的快感の減少(コンドームの使用等)
 B性的興奮の減少(セックス以外のことを考える等)
 Cセックス前の射精
 Dセックスセラピー(スクィーズ法、セマンズ法)

 E治癒薬
 

概ね以上の6つだと思います。
では、セックスセラピーのスクィーズ法、セマンズ法とはどういうものでしょうか。


セマンズ法
@パートナーが手によって陰茎に刺激を与える。
A射精感が生じたら合図し、刺激を中止させる
B
射精感が弱まったところでパートナーに刺激を再開させ、同様に射精管が生じたら
  刺激を中止させます。

C
以上を4回くり返し、4回目で射精します。
D次に潤滑剤を使用して同様のことをくり返します。
 
射精に耐え、リラックス後同様の操作を繰り返し、その積み重ねによって射精感が

  生じる時間が延長させます。


スクィーズ法
@パートナーが手によって陰茎に刺激を与える。
A射精寸前になったら、
パートナーは包皮小帯(亀頭腹側)に親指をその背面の亀頭に

  人差し指・中指を当て、陰茎を3〜4秒強く圧迫する。

  圧迫が十分であれば射精は抑えられ、陰茎の興奮は治まる。
B一度休憩し、動揺のことを繰り返す。


どちらの方法もパートナーと一緒に行う方法であり、理解が必要です。こういったセラピーを行えるほどの関係であれば精神的にも余裕ができ、精神面からくる早漏が自然と治っていく事もあります。

早漏とは逆に、「遅漏」と言うものがあります。
遅漏とは早漏の逆で、射精に達する時間が長いことです。
医学的には「遅延射精」と呼ばれ、早漏がオーガズム反射に対する抑制がきかないのに対し、遅漏は抑制がかかりすぎることにより起こると言われています。 これは女性にとって大きな問題です。

なぜなら男性が射精するまで、長ければ2時間以上も挿入しているのだから、快感よりも苦痛や疲労感のほうが大きいのでしょうね。 実際に離婚する夫婦の原因は早漏よりも遅漏のほうが多いと言いますから^^;

極端な例で、腟の中で射精できない腟内射精困難があります。
原因の一つとして、マスターベーションの刺激が強すぎることがあげられています。
刺激が強すぎる為に、腟内でなかなかオーガズムが得られず遅漏になるというわけです。 
また、抑制が効きすぎる原因として、妊娠への恐怖感やセックスに対する不安など心理的要因も大きいようです。

早漏や遅漏というのは二人の問題だと思います。
射精までの時間がいかに短くても、パートナーが性的に充分満足していれば何も問題はありません。 逆に挿入して、充分時間があってもパートナーがオーガズムに達しなければパートナーに不満が残ります。

早漏とか遅漏というのは時間では決めることは出来ません。あくまでもパートナーとの関係で議論されるべき問題です